Nomura Conference Plaza Nihonbashi

IWC 2023受賞 プレミアム日本酒試飲会

  • #イベントレポート
日本文化を集約して世界に発信するイベント

年に1度開催される世界最高権威のワインコンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2023」の「SAKE部門」にて、上位選出された日本酒が飲み比べできる試飲会。最上位の栄誉であるチャンピオン・サケに選ばれた「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」(湯川酒造店/長野県)など全国24蔵26銘柄が日本橋に集結しました。試飲会は入れ替えの二部制で実施し、424名の来場者で賑わいを見せ、記念すべき10回目の開催は大盛況でした。

会場利用イメージ

ビジネス空間が試飲イベント会場へ変身

6Fマップ
  1. 1大ホール(a+b)

    試飲会場として利用

    施設内最大のホール。2面採光の明るく開放的な空間に、今回は複数の蔵元の試飲カウンターを点在させるレイアウトを選択しました。

  2. 2ホワイエ

    休憩スペースとして利用

    試飲会場間を繋ぐ動線上にあるホワイエエリアは、来場者の交流スペースや休憩場に。グラスや珍味などの物販コーナーも用意。

  3. 3中ホール1、2

    試飲会場として利用

    大ホールと合わせ試飲会場を3カ所用意。来場者の動きをつくることで、会場の賑わいや規模感を効果的に演出。

5Fマップ
  1. 1大ホール

    セミナー会場として利用

    最大135席の大ホールは、可動間仕切りで、セミナー会場と物置スペースとして設定しました。

  2. 2ミーティングルーム⑤

    クロークとして利用

    受付を経てセミナー会場へ向かう動線の手前にあるスペースをクロークとし、その横のミーティングルーム⑤をクロークストックに。

  3. 3ミーティングルーム①〜④

    控室として利用

    運営チームや出演者たちの控室として、4つの会議室を使用。

イベントハイライト

受付

通常のコンファレンス受付とは別に、専用の来場者受付を用意。常時複数のスタッフが応対し、来場者の確認から会場案内までを連携して遂行。より混雑の増すイベント開始間際の時間帯も、終始円滑な進行でスムーズな人の流れを作っていました。

会場案内・看板

エレベーターを降りてすぐのポイントに、来場者向けにイベントの概要紹介パネルが設置。その先に目を向けると、試飲会専用受付がすっと視界に入る設計でした。このほかビル1Fなど主要動線にスタッフを配置し、来場者が迷いなく会場にたどり着けるよう差配していました。

トークイベント

IWC2023のチャンピオン・サケを受賞した湯川酒造店の湯川尚子社長とIWCのアンバサダーを務める平出淑恵氏をゲストに、日本酒オンラインメディアSAKE TIMESの小池潤編集長がファシリテーターを務めるトークイベントを試飲会に先立ち実施。この後に控えた試飲会本番への期待も高まる、熱気に満ちたイベントとなりました。

試飲会1

6F大ホールを会場とした試飲会場。チャンピオン・サケを受賞した「十六代九郎右衛門 純米吟醸 美山錦」の試飲もこちらが会場となりました。来場者が代わるがわる各蔵元の試飲カウンターに列をなし、賑わいの輪が幾重にも渡り展開されていました。たっぷり自然光の入る明るい空間設計も、リラックスした試飲会場の雰囲気の醸成に繋がっていたようで、思わず杯が進んでしまう効果も。

試飲会2

6F中ホールに用意された、試飲会場のうちの1つ。大ホールとはまた異なり、来場者と蔵元の担当者がじっくりと会話をしている様子が数多く見られました。こちらの会場も自然光あふれる空間の中で、リラックスした表情の参加者たちが日本酒の飲み比べに向き合う姿が印象的でした。

ホワイエ

試飲会場間を繋ぐエスカレーター横のホワイエスペースを、グラスやつまみなどを購入できる物販エリアとしても活用。来場者が試飲の合間の憩いの場として使いながら、物販で気分転換も図れる設計に。来場者間のコミュニケーションも大いに弾んでいました。

会場内エスカレーター

参加者受付とトークイベント会場を配した5Fフロアと、酒蔵別に3つのルームを用意した試飲会場のある6Fフロア。両フロアのセンターゾーンに位置するエスカレーターが、動線を明解にし、参加者のスムーズな往来に一役買いました。

主催者インタビュー

飲食系イベントこそ「映える」、場所の力を感じた

今回のイベントを主催した、野村不動産の松本氏に聞いた。

「プレミアム日本酒試飲会」は2011年から年に1回開催しております(コロナもあって今回は4年ぶり)。日本の「国酒」である日本酒のイベントですので、やはり東海道の基点でもある日本橋という場所が開催地としては相応しいのではないか、ということでこちらの会場を選択しました。また、来場者もそうですが、出展いただく蔵元さんは全国からいらっしゃいます。その際に東京駅からのアクセスも容易な日本橋、さらに駅直結のビル、というのは利便性を鑑みても重要なポイントだと考えております。会場としても、採光がよく天井高のある空間は、開放感やわくわく感も自然と醸し出されますから、飲食が中心となる試飲会のようなイベントにはうってつけではないでしょうか。実際に、お酒の色合いも綺麗に「映える」んです。もともと美味しいものがより美味しく感じられる、そんな場所の力も感じました。時計・ジュエリー、服飾、そしてお酒といったテーマのイベント主催者にオススメの会場です。

Case Study / Idea